皆さん、『日本翁草』という山野草をご存知ですか?
日本翁草
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6
この植物は3月〜4月末にかけて花をさかせ、5月上旬に種子を作ります。山間部ではよく見られたキンポウゲ科の山野草ですが、現在は環境省発行の『絶滅危惧種図鑑』、通称『レッドデータブック』の植物編に掲載されています。
最盛期を過ぎて、凋んだ花。
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6
そんな日本翁草ですが、現在では長野県佐久市や兵庫県養父市でみることができるようです。この『翁草』という名前の由来は、翁草は花が咲き終わったあと、タンポポのように綿毛になるのですが、それが翁のひげのように見えたことからきているようです。
綿毛が飛んでしまったあと。
Sony α200 × DT18-70mm F3.5-5.6
また、そのかわいらしい花から、佐久市では「チゴグサ(稚児草)」と呼ばれたりもしています。養父市ではそれがなまったのか「チンゴグサ」と呼ばれているそうです。